2024年12月1日、「プロによる『かとう夢授業2024 plus』」Vol.3スピンオフ特別講演会をやしろ国際学習塾(加東市上久米)で開催され、教育学者で明治大学文学部教授の齋藤孝先生にご登壇いただきました。
当社では、昨年度より地方創生応援税制、いわゆる、企業版ふるさと納税を利用し、兵庫営業所を置く加東市に対して、同市の重点事業のひとつ、「プロから学ぶ かとう夢授業」の企画に賛同し、「- plus」という名称の企画を寄付させていただいています。
今年度は、Vol.1として、小学校低学年を対象とした影絵劇を、Vol.2として、中学生を対象とした講演会を10月に開催させていただきましたが、今回は「かとう夢授業2024 plus」のスピンオフ版として市民向けの講演会を企画したもので、加東市内外に在住の方にも多数ご参加いただきました。
実は、加東市は4つの市立図書館が個人に貸し出した冊数を人口で割った、いわゆる、「貸出密度」が、加東市が分類される人口規模、全国172自治体のうちで、9年連続最多、日本一になるなど、読書に大変関心の高い自治体であるとのことで、当日の参加者の年齢層は幅広く、齋藤先生の講演を最前列で食い入るように聞いておられたご両親と男子小学生のご家族がとても印象的でした。
約1時間半の講演でしたが、ユーモアたっぷりの齋藤先生の話術と日本語の世界に引き込まれて、あっという間のひとときに思えました。講演テーマを「地域が育む学びの未来」としていただき、学ぶ姿勢や、日本語、ひいては、方言のあり方など、日本人として日本語を大切にすることをご教授いただきました。講演の最後には、「本をたくさんよんで心の森をつくろう」という言葉を残してくださいました。
こうした企画を通して、当社社員の皆も、本務への取り組み姿勢に影響を及ぼすように思えます。これからも、自分の夢をもった子どもたちが育つよう、加東市をはじめ他市においても、身の丈に合った応援を継続させていただけたらと思っています。