Life-diary

株式会社ライフイノベーションのブログです。

「まあいいかcafe」@Lavy’s Café 鳴尾・武庫川女子大前駅店 開催

 2024年3月17日、4回目となる「まあいいかcafe」開催。

 認知症を患うお母様から発せられていた「働きたい、誰かの役に立ちたい」という言葉。

 そんななかで出会った「注文を間違える料理店©」を主催する小国士郎さんに触発され、同じコンセプトを掲げた「まあいいかcafe」事業を京都で始められた平井万紀子さん。

 「まあいいかcafe」では、認知症の理解促進のみならず、違いを許容できるインクルーシブな社会実現に向けた取り組み方をイメージさせてもらうことが出来るように思います。

 「なぜ認知症の人は笑顔なのか」の問いに、小国さんは「安心して間違えられる環境があること」が大きいと。そして、「間違えることを目的とせず、間違えないための準備をしっかりとすることが大事」とも仰っていますが、回を追うごとにその意味の奥深さを実感します。特別養護老人ホームにしのみや苑、甲寿園、ケアマネージャーの光永啓太さんをはじめ、武庫川女子大学・短期大学部の看護学部徳重ゼミの皆さんなど多数のご厚意の結集で今回のイベントが開催されました。

 今回キャストには、なんと御年101歳の女性も加わってくださいました。

 総勢7名がエプロンをして、「さぁ、お仕事、お仕事」といって腰を上げられる姿は毎度ながら感動的です。

 キャストさんのご家族も、働くお身内の姿をご覧になって笑顔が溢れます。また、次回参加希望の方が親子でご来店されるなど、希望の輪が拡がります。

 人口の高齢化が進むなかで、認知症高齢者に対してどのように接するべきかアジアはもとより欧米諸国にとっても関心事のようで、当日はARD国営ドイツテレビ・アジア支局取材クルーの密着を受けました。逆取材をしてみますと、老人施設内でのこうしたイベント開催は想像がつくが、一般のお客様をお迎えしている飲食店が、どんなふうに「まあいいかcafe」にスイッチし対応されるのかが大変興味深いとお話をされていました。

 

 ともあれ、13時から16時までの3時間でしたが、今回もキャストの皆様とサポートしてくださる皆様とご一緒に、心和む時間になりました。