Life-diary

株式会社ライフイノベーションのブログです。

大阪大学グローバルビレッジ津雲台


 

一段と日が暮れるのが早くなり、風の冷たさに晩秋を感じる季節となりました。

 

さて、この度、大阪府吹田市において進行中のプロジェクト『大阪大学グローバルビレッジ津雲台』について、学生の皆さんにお話する機会を頂戴し、大阪大学人間科学研究科にお邪魔させて頂きました。

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本日はその内容をこちらでも少しご紹介させて頂きます!


弊社は、本プロジェクト敷地内に建設の民間付帯施設、医療・文化ゾーンと福利厚生ゾーンの企画・管理・運営を担当しております。

 

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まず、『医療文化ゾーン』について。こちらの区画では、1階から3階までのフロアに計5テナントの誘致を予定しております。地域の健康維持・増進に貢献することを目的に、近隣の医療施設とのバランスも考慮して、誘致対象科目を設定しました。

 

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そして、『福利厚生ゾーン』。こちらの区画は、フィットネスクラブやコンビニエンスストア、カフェなど、学生、教職員、地域住民の皆さまが交流できる『場』として利用頂くことを想定してのテナント構成になっております。

大阪大学で学ぶ留学生の数は全国トップクラスである事実に鑑みて、ある企業様とのコラボレーション企画が絶賛進行中であります。この企画が実現すれば、世界各国に展開させている自社商品を集めるという心躍るセクションを設けた“ここにしかない唯一無二のコンビニ”が完成、新たなコミュニティの構築が期待できます。

 

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もうひとつ、『サ高住(サービス付高齢者住宅)食堂』。サ高住利用者のみでなく、一般の方へも利用を開放し、スペースをシェアすることによりコミュ二ティ・交流を生み出すことを目的にしています。

こちらの区画の企画につきましては、次回の講義において、学生の皆さんにも一緒になって考えてもらおうと、「一般開放型のサ高住食堂を利用したコミュニティの活性化・創出を図るコンテンツや仕組み等を具体的に企画する」というアサイメントを課しました。

ちなみに、私の考える企画は、『場』を提供するだけではなく、学生や地域の皆さまと共に作りあげていく空間にすることです。学生たちがその食堂でアルバイトをしながら運営にも携わり、料理やドリンクを低価格で提供するなど、学生の皆さまが利用しやすいお店作りをすることで、人が集まる『場』を作り出し、学生を中心に当施設の利用者、そして地域住民の皆さまと新たなコミュニティを形成することができます。

そしてその中で、いま日本が直面している健康維持や少子高齢化などの問題を身近に感じ、将来に向けての課題や改善点を学生たち自ら考え、行動していくことで、今後の日本を支えていく人材が増えていくと期待できます。

次回の講義では、私の考えも含め、学生の皆さんと意見交換を行って参ります。

 

最後になりますが、弊社が主事業として取り組んでいるサブリーススキームには、こういった独創性に富んだ企画力に基づくテナント誘致をすることで、皆さまから高い評価を頂いているのだと改めて感じましたので、これからも『日本の問題に対応した街づくり』を提案して参ります。

 

(T.U.)